毎年鎌倉のお稽古の初釜は、渋谷セルリアンタワーにある金田中で行われます。
しかし今年はコロナ禍で中止となりました。しかも金田中さんはセルリアンタワーから撤退されるので今年が最後でしたが残念です。
ですので思い出に2020年のお正月の初釜をご紹介します。
私は武者小路千家の神奈川官休会の会長を拝命されていますが、名ばかりです。
まず、金田中さんの入り口です。
入り口上がると右側の廊下の向こうに茶室に入るガラスの蹲が見えます。
カッコイイ!!
この金田中さんは、友人の建築家堀越英嗣氏の設計です。
堀越氏らしいガラスの蹲でモダンなデザインを醸し出しています。
蹲で手を清めた後は、茶室へ。
毎年先生が垂れ柳と椿でお正月のお床を演出してくださいます。
茶室で先生の点ててくださるお濃茶とお薄をいただいた後は、広間へ。
こちらの広間も堀越氏らしいガラスの違い棚で凛とした格調高い大広間を演出しています。
左の障子を全開すると、能楽堂が見えてきます。
大広間の大床は、金田中さんらしい素敵なお花と立派なお軸が。
そして、大広間でお重のお弁当をいただきます。
早くコロナが終息して、来年は日常が戻りお初釜もお茶会も開けることを願います。