日本のマドは‘窓’ではなく、柱と柱の間に開口部を作る‘間戸’という窓でした。床に座り大きな引き戸から外を眺めつつ自然を取り込んだ住文化でした。
日本には、この「間」という字を使う言葉が多くあります。
旅館の部屋の名前も、桜の間や松の間、楓の間というように〜の間をいうのが多いですね。
場所では、土間、床の間、広間、居間、、間取りとも。
他にも、仲間、雲間、間隔、間に合う、間がさす、間がいい、間が悪い、などなど
先日 能とオーケストラ(神奈川フィルハーモニー)のコラボレーションコンサートに行きました。
そこで、司会者が「西洋の音楽にはこする楽器(ヴァイオリンなど)があり、音が繋がっている。日本の雅楽はたたく(太鼓)、吹く(尺八)が主流で、繋がる音でなく音に「間」がある」
面白いなあ、、、と思いました。
「間」は、建築、言葉だけでなく、音楽にも共通することが面白く感じました。
「間」とは、日本の文化なのですね。