サーリネンとフィンランドの美しい建築展 をパナソニック汐留美術館に見に行ってきました。
近代建築モダニズムの原点19Cから20Cにかけての建築家の活動のすごさと素晴らしさを再認識しました。
デザインとは、ひとまわり大きな枠組みから考えるもの。椅子は部屋から、部屋は家から、家は周辺から、その環境は都市計画から考えるものです。
本当にその通りです。暮らしのデザインとして、ワイングラス、テーブルナプキンのデザイン、そして貨幣までデザインしていたことには驚きでした。
展示の中に「文化によって国家のアイデンティティーを称揚する」という文言があり、唖然としました。今の日本は、デザインの著作権、特に建築家の著作権すら曖昧で知的財産は守られていない。建築はスクラップアンドビルドで壊しては立て替えるということが日本では常態化されているからなのでしょうか?
デザインの大切さを改めて感じました。